土地を ”相続する”って ラッキーなこと?

今年に入り相続税の基礎控除額が減った影響もあるのか、FP相談などでよく話題にあがるのが

“相続に関わる土地の話” です。

 

子どもなど若い世代からは

「生まれ育った実家や、田舎に親が持っている大きな土地を将来的に相続することに  

なるけれど、

相続税とか大丈夫かな?」

 

一方、親(高齢者)世代からのご相談で多いのも

「現在住んでいる家や土地を、将来、子どもに相続をさせたいけれど税金は大丈夫

 かな?」

 

  そして、単純な “相続税” に関わる悩みだけ、と思いきや、いろいろ話を伺うと

 

  子ども世代からは

  「田舎の実家や、広大な土地や山を相続でもらったとしても住む予定も使い道も

  ないしねぇ・・・。

   加えて、先祖代々の土地を保有して守っていくとすれば、毎年の固定資産税も

  かかるし、

長い目で見たら税金ばかり払うことになるのでは?」

  など、頂ける資産とはいえ、マイナスイメージを持っている人が多いのに対し

 

  親世代はというと

相続税は気にはなるけれど

「今まで暮らしてきた自宅や、広大な土地や山などを子ども世代に譲ろうと思っている」、

つまり、「大切な子どものために価値ある資産を残してあげたい」という

“親の子どもへの想い=プラスイメージ” としてとらえている方がほとんどで

 

親子間でも、土地(不動産)に対する考え方の“ギャップ”のようなものを感じる

ことが多いのです。

 

さて、

「土地(不動産)を相続するって、ラッキーなこと?それとも、心配なこと?」

  

  いろんなケースが考えられます。

 

  例えば、現在親と同居している土地家屋を相続で取得する場合ならば、相続税の心配こそありますが、取得すること自体はありがたいケースが多いでしょう。ただ、相続財産が土地家屋だけで兄弟などと資産を分割しなければならない場合は、問題が発生する可能性もあります。

 

  一方、都会で暮らしている子世代が、田舎の土地や、将来的に住む予定がない家屋を相続する場合は、その土地(家屋)を今後どうするのか?ということをしっかり考えなくてはなりません。というのも、資産の評価額が高ければ相続税が発生する可能性もありますし、その後、保有し続けることになれば固定資産税もかかります。

空き家になる場合は、管理やメンテナンスも必要になります。

 

  「売却して現金化してしまう!」というのも1つの方法ですが、地方の土地価格は下落傾向にあり、

いざ、売りに出しても 「買い手が見つからず売れない!」という事態になる可能性もあるのです。

  その場合、土地という資産は持っているけれど、活用も出来ないし、売ることもできず、ただ、固定資産税だけを払い続けるという “最悪の事態” になる可能性もあるのです。

 

  昔は、「土地神話=土地の価格は必ず上昇するから保有していれば安心・・・」 なんていう考え方がありましたが、最近は、地方の土地の場合などは特に保有していること自体がリスクになりかねません。

 

  「増え続けている空き家」に関しても、社会問題になっていますね!

 

  「土地を相続する」または、「相続される予定がある方」は、相続税のことも含め、

「将来その土地をどうすべきか?」考えてみてくださいね。